糖尿病、高血圧、高脂血症などの病気をお持ちの方は、眼底に出血などの変化が生じ、視力の低下を招く恐れがあります。
従来の眼底検査では、瞳孔を広げる目薬を点眼してから約30分間待たなければならず、検査後も、眩しさや近くの文字が見ずらい状態が4時間近く続き、車の運転もできませんでした。
ところが『オプトス』という超広角眼底カメラを使用すると、瞳孔を広げなくても、1回の撮影で網膜全体が撮影できます。
これにより車を運転する方でも眼底検査が可能となり、眼底疾患を早期に発見できます。
内科疾患がない方でも、中高年の方は、年に1回は眼底検査を受けることが望ましいと考えられます。ぜひ一度、眼科を受診され、『オプトス』を体験してみて下さい。
白内障手術や網膜硝子体手術の手術装置として、国内でも2011年より販売が開始された、アルコン社の
「コンステレーション ビジョン システム」を、当院でも2012年4月より導入しました。
コンステレーションは、日本で最も数多く使用されていた同社の網膜硝子体手術装置「アキュラス」の後継機であり、より安全な手術、より負担の少ない手術を目的として開発された次世代手術装置で、日本で現在販売されている手術装置の中では、もっとも高価な装置です。
近赤外線を用いて網膜黄斑部の断面を精密に描く最新の装置で、黄斑疾患の診断に必要な検査機器です。
シラスHD-OCT plus(モデル5000)は平成25年11月に導入した最新のOCT装置で、診察だけでは分かりにくい網膜の状態をより短時間で高精度に撮影し、網膜疾患や緑内障に対する治療方針の決定や治療効果の判定に役立てることができます。
OCT検査を必要とする代表的な眼の病気は、
網膜剥離、黄斑円孔、黄斑浮腫、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、緑内障などです。
レーザー光凝固装置 『 PASCAL(パスカル)Yellow 』
『 PASCAL(パスカル)Yellow 』は最新の光凝固装置で、平成26年9月に導入しました。このレーザー装置はショートパルスと高出力により網膜内層や脈絡膜への影響を大幅に軽減することで疼痛を軽くします。また、糖尿病網膜症などに行う「汎網膜光凝固」の治療回数を従来の半分にし、白内障などの混濁があっても透過性の良い黄色レーザーによって治療が可能です。
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