時計台記念病院
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060-0031 札幌市中央区北一条東1丁目

部門紹介
 

視神経疾患


視神経炎


MRI T2強調画像:
右視神経に炎症を示す高信号が検出された
 視神経炎は、網膜で得た情報を脳に伝える途中の神経である視神経が、炎症を起こすことで、急速に物が見えなくなる病気です。片目に起きることもありますし、両目に同時に発症することもあります。
原因が不明のものが多いですが、なかには、多発性硬化症や視神経脊髄炎といった他の症状も起こす神経疾患の症状の一部として発症するものもあります。つまり視神経炎の原因によって、必要な治療法が異なることがあり、初期の診断が重要になります。
 視力低下が重篤な場合や、抗アクアポリン4抗体、抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋白抗体などの自分で自分を攻撃するような自己免疫異常が見つかった場合には、入院の上、ステロイドパルス療法など、免疫を抑える治療を行う必要があります。
 なお、これらの抗体が検出されず、視力低下も軽度なものは、治療を行わなくても自然回復する場合も多いです。


外眼筋麻痺

 一般的に外眼筋麻痺と言う病名ですが、実際のところ、目を動かす筋肉に原因があるものよりも、目を動かす脳神経の異常が原因であることが多いです。
 片目の動きが悪くなると、特定の方向を見たときものが二重に見えるようになります。このような症状は高齢者に起きやすく、目を動かす脳神経に微小梗塞が生じたとき、このような症状がでます。他にも脳腫瘍や脳動脈瘤などが、目を動かす脳神経を圧迫して起きることもあります。また、神経から筋肉へ信号を伝えることが障害される重症筋無力症やミトコンドリア病などが原因で生じている場合もあります。
 脳MRIなどを撮影して明らかな病変がなく、微小梗塞が疑われる場合には、まず3か月程度自然回復することを待ちます。その間、物が2つに見えることを軽減するために、麻痺している筋肉と反対側の筋肉をボトックスという薬剤を注射してバランスをとる治療も可能です。
 自然回復しないものに関しては、プリズム眼鏡といった特殊な眼鏡を処方して物が一つに見えるよう調整したり、麻痺した目を動かす筋肉を短く縫いつめる手術をしたりします。


甲状腺眼症

 甲状腺眼症とは、甲状腺に関連する自己免疫疾患で、目の周りにある脂肪や筋肉に炎症を起こす病気です。
 いったん甲状腺を攻撃する自己抗体がつくられると、甲状腺と同時に目の周りの組織も同時に攻撃するため、甲状腺のホルモン分泌に異常を起こしたりする他、「目が飛び出す」、「瞼が腫れる」、「物が二重に見える」などの症状を起こします。
 特に物が二重に見える場合は、目を動かす筋肉に炎症が起きている時なので、早期に治療しないと、炎症が治まってからも筋肉が硬くなって伸びなくなるため、物が二重に見える症状が残ってしまいます。
 炎症を抑えるためには、ステロイドパルス療法や放射線療法などが必要で、消炎後も後遺症として物が二重に見える場合には、外眼筋麻痺と同様に、プリズム眼鏡を調整するか、あるいは硬くなった目の周りの筋肉を緩めるような手術をします。


【甲状腺眼症の治療による目の周りの筋肉と目の動きの改善】




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