社会医療法人 社団 カレス サッポロ 時計台記念病院・時計台記念クリニック
(財)日本医療機能評価機構認定病院
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時計台記念病院 概要

 

■ 当院のへき地医療支援体制について


時計台記念病院
院長 本田 耕一

1.はじめに

 時計台記念病院は平成24年6月にへき地医療の要件を満たし、社会医療法人としての施設認可を受けました。

2.へき地医療について

 医療分野における“へき地”とは、公益社団法人 地域医療振興協会で「交通条件及び自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間地、離島等の地域のうち、医療確保が困難である地域をいう。無医地区、それに準じる地区等が含まれる」とされています。この中で「無医地区」とは「概ね半径4kmの区域内に人口50人以上が居住し、かつ容易に医療機関を利用できない地区」と定義され、平成16年で全国に約800カ所もあったそうです。
 近年全国でが問題となっていますが、へき地においては以前から医師不足が最大のテーマであ医師不足り、医師確保がへき地医療の中心課題でした。近年、ますます状況が悪化しつつあるため、国、都道府県、市町村その他の団体や医療機関自らがさまざまな方策を取り医師を確保しようとしています。
 では北海道で支援対象となるへき地とはどこなのでしょうか。離島や半島などに所在する小さな自治体を思い浮かべがちですが、必ずしも人口過疎地域の医療機関が全て該当するわけではありません。行政が定義づける「へき地医療」では特定の自治体やエリアではなく「北海道医療計画に掲載されているへき地診療所」を指す事になります。現在道内では86診療所がこれに該当しています。

3.当院のへき地医療への取り組み

 平成20年の医療法改正で、国は社会医療法人の趣旨として「(前略)救急医療やへき地医療、周産期医療など特に地域で必要な医療の提供を担う医療法人」などと謳っており、社会貢献の具体的な形をあげています。時計台記念病院では上記の趣旨に鑑み、「へき地医療」で貢献することを目標に取り組んで来たということです。
 平成22年春に、上記の北海道医療計画に掲載されている診療所の一つである厚真町の「医療法人社団健厚会 あつまクリニック」を訪ねました。小林孝理事長と初めてお会いしたのですが、他の開業医師の診療休止などにより東胆振地域での医療の継続性に危機感を抱いているとのことでした。当初は消化器内科の医師を希望しておられたことから当院の消化器センターに打診して、まず毎月2回からの派遣を決定すると共に、院内におけるへき地診療協力体制を制度化しました。
 次年度を迎えるタイミングで家庭医学が専門でへき地医療に大変積極的な小西徹夫先生が当院に入職し、また、地域連携室に専門の交渉担当も配置できました。
 平成25年度は小林理事長のご紹介で「知床らうす国保診療所」への派遣が開始され、総合リハビリテーションセンターの医師も派遣に参加するなど、さらに業務体制を整えつつある状況です。

4.これからのへき地医療と当院の役割について

 社会貢献を目的とする以上、支援を安易に縮小することはできません。一旦始めた派遣は継続できる範囲で拡大することが求められます。その際、今後の支援の在り方を考える上でキーワードとなるのが「総合診療」と「広域連携」ではないかと思います。
 まず「総合診療」について、地域の医師数が限られれば、医師は一人で内科・外科・小児科など、多方面にわたる診療が期待されます。つまり、へき地では住民の健康問題を解決するために総合的な能力・知識を備えた「総合診療医」が求められます。こういう観点を含めて当院では平成25年春、総合内科センターを開設しました。今後も総合診療医を求め応援・育成しながら、へき地医療でも大きな役割を果たして頂きたいと思います。
  次に「広域連携」について、「へき地医療」はその診療所だけで完結するのではなく、近隣病院との直接連携や当院のような派遣病院との連携の他、各科専門医による特別外来やリハビリスタッフによる介護事業などを含めた、より包括的なものが望まれていくと考えます。
 包括的な要望に応じるには他地域の中核都市や全道を巻き込んだ所謂「広域連携」が必然的に求められてきます。北海道のへき地医療には従来の“地域連携”における距離感を超えた協力体制が求められていくでしょう。

5.現在の支援体制について

【へき地医療事業】
  時計台記念病院ではへき地医療事業に参画しています。

【派遣医師名】
消化器センター    
 長岡 康裕
 横山 仁
総合診療センター
 春原 伸行
脳神経外科センター
  諌山 幸弘
  高田 英和
循環器センター
  丹 通直
 原口 拓也
外科・腫瘍治療センター
青木 貴徳


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