時計台記念病院
時計台記念病院

tel:011-251-1221
060-0031 札幌市中央区北一条東1丁目

部門紹介
 

妊娠に向けての検査



 健康な男女が妊娠を希望し一定期間性生活を持っても妊娠に至らない場合、検査することが望ましいと考えられます。
また、妊娠できるか知りたい場合も検査を受けられます。
 検査は月経周期に合わせて行っていきます。

基礎体温検査

 朝、目が覚めてすぐの体温を測定し、グラフにしていきます。
月経周期の前半を低く(低温期)、後半は高い(高温期)、2相性のパターンを示します。
低温期から高温期移行するときに排卵が起こるとされています。

*測定の注意事項
朝、目が覚めたら起き上がらず寝たままの状態で口の中の体温を測ります。
測定には婦人体温計を用います。
(小数点2桁まで測定できる体温計で薬局などで市販されています。)


血液検査

*女性ホルモン
月経周期によってホルモン値に変動があるため、低温期・低温期〜高温期・高温期の時期で検査していきます。
低温期(卵胞期):FSH,LH,E2,PRL

低温期〜高温期(排卵期):LH,E2,P4

高温期(黄体期):P4,E2,PRL
FSH
卵胞刺激ホルモン
脳下垂体から分泌されるホルモンです。
卵巣での卵胞の成長を促します。

LH
黄体形成ホルモン

脳下垂体から分泌されるホルモンです。卵胞が成熟されると分泌され排卵を促します。
卵胞の発育段階でもLHを必要とします。
E2
卵胞ホルモン
(エストラジオール)
卵胞から分泌されるホルモンです。
卵胞の顆粒膜細胞から分泌され、子宮内膜を厚くして着床環境を整えます。排卵前には頸管粘液の分泌を促します。
PRL
乳汁分泌ホルモン
(プロラクチン)

分娩後の授乳期間に分泌が亢進され、乳汁分泌を促します。
非妊娠時でも少量分泌されています。
値が高くなると無排卵黄体機能不全、不育症の原因となることがあります。

P4
黄体ホルモン
(プロゲステロン)
排卵後の卵胞から分泌されます。子宮内膜に胚が着床できる状態にするホルモンです。

*甲状腺ホルモン
甲状腺ホルモンは、高くても低くても不妊、不育の原因となることがあります。
潜在性甲状腺機能低下症のチェック。

*インスリン抵抗性(HOMA-R)
インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで血糖を下げる働きがあります。
インスリンと空腹時血糖を測定し、計算によってインスリン抵抗性を求めます。
インスリン抵抗性があるとインスリンが過剰に分泌され卵の発育がうまくいかなかったり、排卵障害が起きたり、着床障害が起こることもあります。

*抗精子抗体
精子を攻撃する抗体で、精子を凝集させたり、動けなくさせたりします。

*抗ミュラー管ホルモン(AMH)
卵巣にどのくらい卵子が残っているか目安になる検査です。
卵子の数を反映するもので、卵子の質まではわかりません。

子宮卵管造営HSG

子宮の形、卵管がつまっていないか検査します。
子宮頸管の入り口から造影剤を注入し、レントゲンで撮影した画像によって、卵管の通過性や、卵管の癒着、子宮の形などを検査します。卵管が詰まっていたら、卵子と精子が出会うことができません。
また、卵管がつまっていたり、細くなっていると痛みがあります。
造影剤の広がり具合をみるために検査の翌日も来院してもらい、腹部のレントゲンをとります。

経腟超音波検査

子宮内に生理食塩水を注入し、卵管を通過した生理食塩水の流れを経腟超音波で検出し卵管が通っているかどうか評価する方法です(卵管通水法の診断制度を上げた方法です)
造影剤やレントゲンを使用せず評価できるため、アレルギーの方や甲状腺疾患のある方、被ばくを心配される方に安心して検査を受けていただけます。

以下の*は当院の特徴的検査です(着床障害の原因チェック)

子宮鏡検査 *慢性子宮内膜炎検査

子宮内病変(炎症、子宮筋腫、子宮内膜ポリープなど)の有無を見る検査です。
子宮の中に細い内視鏡を挿入して子宮の中を観察します。
子宮の中に病変があると、卵が子宮内膜に着床しないことがあります。
内膜の状況によっては病理組織検査を行うことがあります。
病理組織検査(CD138免疫検査)によって子宮内膜炎があるかがわかります。

*子宮内フローラ
子宮の中の菌のバランスを検査します。
子宮の中にはラクトバチルス属の菌が多く生息しています。
何らかの理由によってラクトバチルス属の菌が減ると子宮内の共生バランスがくずれ着床しにくくなる可能性が考えられます。
次世代シーケンサーを用いて子宮の中の菌叢を調べます。

*シネMRI
子宮内膜の動きを見る検査です。
卵が着床する時期の内膜の動きをMRIにて検査します。
内膜の動きが上から下に動いていると着床しにくくなると考えられます。

*着床ウィンドウに対するERA(Endometrial Receptivity Analysis)
胚の子宮内膜への着床能を評価する診断技術です。
患者様一人ひとりに合った着床ウィンドウ(WOI)の時期を特定し、適した胚移植が行えます。

*NK活性,Th1/Th2高値の場合、イントラリポス治療(点滴注射:脂肪製剤)
不育症の原因の一つとして、NK活性の異常活性化により流産することがわかってきました。
NK活性,Th1/Th2高値症例に対して従来は高価な治療が行われてきましたが、当院では、より容易で負担の少ないイントラリポスの点滴によるNK活性の正常化を目指すことが可能です。

精液検査、男性不妊

男性側の要因は不妊原因の50%を占めます。特に精液検査の結果は重要なため、検査をお勧めします。必要に応じ、泌尿器科医(当院では週1回の外来)と連携を図ります。

婦人科疾患(子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣腫瘍、腹腔内癒着、性感染症検査など)

疾患の不妊に対する寄与度等を検討し、必要に応じて手術を行い妊娠しやすくなるお手伝いをします。腹腔鏡下手術子宮内下手術など低侵襲な手術を提供いたします。


PAGE TOP



時計台記念病院 TEL(011)251-1221 
札幌市中央区北一条東1丁目2-3

トップページ当院について外来のご案内入院のご案内交通案内医療関係の方info

Copyright(C)TOKEIDAI Memorial Hospital All rignt reserved.